エポキシレジンの掛け時計(リバークロック)10点完成しました。

先日、エポキシレジンの掛け時計(リバークロック)の磨きで紹介した、研磨中の時計10点完成しました。
ムーブメントと針を付けました。
箱に入れてリバークロックの商品番号を付け完成しました。

 

リバークロック10点完成
リバークロックの商品番号と写真

商品番号は resin30-75 と入れます。これの意味は 「リバークロックの直径が約30㎝で75番目の作品」という意味になります。
木工房からんの掛け時計は一点物なので一点一点番号を付けてから写真を撮ります。これがすごく面倒な作業なのですが、一人で制作販売しているので仕方なくやっています。

今回はリバークロックの塗装を艶ありから半艶に変更しました。
艶ありだと少し部屋の明かりが反射して少しぎらついた感じがしましたが、半艶にしたら落ち着いた感じに仕上がり私の意見としては半艶の方が良いかなと思いました。

リバークロックの木の下地処理

リバークロック(エポキシ樹脂の掛け時計)の木の下地処理をしています。

約30cmの円に切って皮など取った状態
サクラの木
マイクログラインダーで柔らかい部分や虫食い部分を削ります。

下地処理をきっちりやらないとエポキシレジンと木が外れる事があります。

木の形が複雑な物ほど大変で時間が掛かります。下地処理の時間が価格に影響を与えています。しかし、複雑な物ほど完成品はカッコイイ掛け時計になります!

この作業で大事な事は出来るだけ自然に出来た形を崩さない。人間が手を加えると違和感が生まれてしまいます。

老木には色々な自然界の過酷な環境が刻まれています。侘び寂びを感じます。経年変化により欠けたり、寂れたり、汚れたりします。しかし、そこに美しさ、力強さが感じられます。

どうすれば老木の良さを最大限に引き出せるか色々な角度から見て一点一点インスピレーションを感じながら制作しています。

リバークロック(エポキシレジンの掛け時計)の裏面加工

リバークロックのムーブメントが入る様に掘り込みを入れました。

ムーブメントとフックが入る大きさのガイドを固定してルーターで掘り込みました。

なぜ丸く掘るかというと、リバークロックの上下は人によって変わることもあるのでどの位置でも対処出来るように丸く掘ってます。

無垢の一枚板の掛け時計と作るときは上下を決めるので長細い四角の形に掘っています。

リバークロックの磨き

本日時間の合間を見てリバークロック(レジンの掛け時計)を途中まで研磨しました。

コンパクトツールのダブルアクションポリッシュ(サンダー)で研磨しています。車様ですが、使い易いです。

この段階で500番です。水を付けたいのですが、木の部分に付くと木がふやけてしまうので空とぎしています。傷があるか確認しながら研磨していますが、サーフェーサーなど噴ければ簡単に傷がわかるのですが、木部に色が付くので出来ません。1000番ぐらいまで磨いてから透明クリヤーを噴きます。光にかざしながら傷を見つけて傷があればまた再研磨します。一回で終わりになることはありません。これを何回が繰り返します。嫌になる工程です。

木工旋盤を使って時計の外側を研磨しています。

なかなか傷が消えないので根気がいる作業です。

コンパウンドを使って研磨したいのですが、木部にコンパウンドが付いてしまうと、後で透明クリヤーの塗装がのらないような気がするのでコンパウンドを使わずに研磨しています。

なぜ最後に透明クリヤーで塗装するかというとお客様の中で数字を入れたいという方がいるのですが、数字はカッティングシートを使って入れています。木製掛け時計の様にオイル仕上げにしたいのですが、オイル仕上げにするとカッティングシートが貼れません。あと、塗装の艶を透明クリヤーですと変えることが出来るので使用しています。いろいろ試行錯誤して制作しています。

リバークロック(エポキシ樹脂の時計)の木取り

朽ちたサクラの木を使ってリバークロックを制作します。

リバークロックを作るときは綺麗な木よりもこのように朽ちた木を使うと物凄くカッコいい作品が出来ます。

この木は自宅に生えていた巨大なサクラの老木でした。直径が80㎝はありましたが、木の芯は空洞が出来ていました。家のすぐ横に生えていたのですがいつ倒れてもおかしくない状態だったので切り倒してもらいました。

巨木だったので製材所に持って行って板状に製材してもらいました。綺麗な部分は無垢の一枚板の掛け時計をたくさん作りましたが、このような朽ちた木は薪ストーブの薪ぐらいにしか使えないと思っていました。しかし、海外のInstagram、Youtubeなど数多くのリバーテーブルを見て影響を受けてリバーテーブルは大きくて作るのが大変だけど時計サイズでだったら作れるかなと思い作り始めました。

リバークロックの木取りは直径30㎝の丸い定規を板に当ててどの部分を使うとカッコいい作品が出来るか決めます。これが一番大事な作業です。

あと、リバークロックを作るときは出来るだけ中心部分は残すようにしています。何故中心部分を残すのかというと、時計のムーブメントを隠すためです。ムーブメントが透けて見えるとカッコ悪くなりますので。ただ、どうしても中心部分が隠れないも例外的にあります。

これから木を丸く切ってから木の皮や柔らかくて簡単に取れそうな部分を除去したのち掃除をします。これを怠ると完成後にレジンが木から剥がれる可能性があるので。